恋するplants
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3週間の実習が終わり、いよいよ冬月先生と別れる日がやって来た。
秋川にキスしている所を見られてから、放課後、教室に残って先生を待つのは辞めた。
先生はその後も代わりなく、普通の生徒として接してくれた。
最後の日だし、今日は先生を待ってみようかな?携帯の番号、思い切って聞いてみようかな。
先生も私とのキスを大切に思っててくれてるよね。
新しく設立された新聞部の部室で雑務を片付けると、誰もいなくなる時間を見計らって教室へと向かった。
教室の扉に手をかけた瞬間、中から声が聞こえた。
笑い合う男女の声には聞き覚えがあった。
嫌な予感がした。
でも、気になって扉を少し開けた。
やっぱり、声の主は椿だった。
相手は・・・冬月先生?椿は机の上に座り、冬月先生の肩に両腕を巻きつけている。
冬月先生が耳元で囁くと椿はきゃっと小さく笑う。
聞いたこともないようなかわいい声を上げている。
冬月先生は椿の髪をかきわけながら、顔を近づけた。
その先は・・・ずきんと胸が痛む。