あたしじゃ駄目なの?
-ピピピピピピッ


「ん~…?…あ。………昨日そのまま寝ちゃったんだ。」



あたしは制服のまま寝てた。


「ふぁ~あ。……学校…行きたくないな。」


でも、学校はさすがに行かないといけない。


「………行くか。」




………「着いた。」


ほんと憂鬱だな。


航太に会わせる顔がないよ。


でも、航太はあたしなんか相手にしないか。



あー!そう思うと余計に悲しくなってくる。


はぁ~。辛いな。




………


ガラガラッ。


しーん……


うん。いつもの事。

あたしは苛められてる。


理由はあたしみたいなブス
(あのね、あなたかわいいの。自覚しなさい。by作者)
が航太と付き合ったからだって。


これには航太は気付いてるはずだけど、

何も言わない。


助けてもくれないんだ。



ガタッ。

自分の席に座る。


当然、教科書もノートもない。


あたしには制服と汚い靴しかないんだ。


鞄も捨てられた。


教科書やノートはビリビリにされ、トイレに流された。


なんであたしは航太と付き合ってるんだろう?


いつも思う。


こんな最低なやつ、側にいないほうが
自分の為でも航太の為でもある。



毎回別れようと思う。



でもあたしは航太が好きなんだ。


忘れようと、別れようと思っても無理。


あたしは航太が大好きなんだ。








でももう我慢の限界。


疲れちゃった。
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