あたしじゃ駄目なの?
side 航太

俺にはかわいい美少女の彼女がいる。


もともと、そんなに話すわけでもなく、

ただ同じクラスなだけだった。


だけど、隣の席になってこいつは毎日俺に挨拶してきた。


最初はこいつもそこらへんの女と同じだと思ってた。


だけど、こいつは違ったんだ。



なんとなく気にかけてた。


すると、『なぁ、百原ってかわいいよな。優しいし…』ってクラスの男子が言ってるのを聞いて、イラッときたんだ。


なんでお前らが百原のかわいさ、優しさまで知ってんだよ!

って。


そこで気づいた。



俺、男子に嫉妬してる。


俺、百原が好きなんだ。



って。
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