〜闇に染まりし少女〜
「あ…あぁ」
「あははっ、その反応が見たかったんだぁ〜。もっと見たいけど、面倒くさいから終わらせようか。」
「ひっ!」
男は後ろに下がるが、あまりの怖さに体
が動かずカタカタと震えていた。
「しかとこの目に焼き付けて置く事だな。我ら白夜に、そして総長である白猫に楯突く事がどう言う事なのかをね。」
ドカッ
「グァッ」
ドサッ
「あ〜あ、終わっちゃったなぁー。つま
んないの。」
最後の一人が倒れ、いまだに降り続ける
土砂降りの雨の中少女は顔を上げて雨に
混ざりながら涙が流れていた。