〜闇に染まりし少女〜

「沖田棗だ。よろしくはしない」




おいおい、そこは嫌でも言うべきだろ





「せ、席はあの辺りだから」





先生が指差したところは、窓側の後ろの二つの席






(っしゃぁ!窓に近いし良く寝れるぞ!)






ガタッ



(しかし、前の席はなんで空いてんだ?)





前の・・・いや、周りの席が何故か空いていた。






「遅刻とかかな?」






「多分な」






ガラッ


「うぃーす」





「わたちゃん、ごっめーん。遅れた」






「言い訳はいいから、さっさと席につけ」

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