君との約束~陸上指切りげんまん~
「もし・・・もし」

恐れているのか震えた声の千夏。

「千夏ー・・・」

「利歩。」

「ごめんなさい。私自分勝手で。」

「ううん。私こそ。だって。腕、ヤバイでしよ。?」

ふと、手に視線をかえるとはれて大変なことになっていた。
鳥肌がたって震えたが。
気をとりなおして「大丈夫」と言った。

「あのさ。私、利歩と海君が仲が良いから嫉妬した?みたいでさ。本当情けないね。」

「そうなんだ。ごめん。」

そうだ。いっそのこと、千夏に言っちゃおうか。海が好き・・・え?

「私・・・海が好き?」

「え・・・?」

「・・・・」

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