君との約束~陸上指切りげんまん~
No.4 裏と表
昨日は疲れた。
『利歩が海君のこと好きってずーっとわかってたよ。』
千夏の言葉。
「理解できない・・・」
昨日はあれから恥ずかしくなり「明日話す」と言い、電話をやめた。
そのあとお母さんにうるさいと叱られた。
ああ。私の声はそんなにでかかったのか・・・
「朝練どころじゃないよ・・・」
独り言を呟き靴をはいているとふと思い出した。
海との約束。
「勝負・・・」
もっと考える時間が欲しかったが、朝練開始時刻五分前。
「うああああ!」
「うるさいっての!」
また怒られた。
はあ。無念だ。
私はダッシュで学校へ向かった。
今日はなんだか走れそうな気がしたが、海と千夏に顔をあわせるのがちょっと気まずい気がした。
『利歩が海君のこと好きってずーっとわかってたよ。』
千夏の言葉。
「理解できない・・・」
昨日はあれから恥ずかしくなり「明日話す」と言い、電話をやめた。
そのあとお母さんにうるさいと叱られた。
ああ。私の声はそんなにでかかったのか・・・
「朝練どころじゃないよ・・・」
独り言を呟き靴をはいているとふと思い出した。
海との約束。
「勝負・・・」
もっと考える時間が欲しかったが、朝練開始時刻五分前。
「うああああ!」
「うるさいっての!」
また怒られた。
はあ。無念だ。
私はダッシュで学校へ向かった。
今日はなんだか走れそうな気がしたが、海と千夏に顔をあわせるのがちょっと気まずい気がした。