君との約束~陸上指切りげんまん~
「っぱ・・・・」

正直張り切りすぎただろうか。
疲れた。

「利歩・・・バトンってムズイね!」

苦笑いしながらグランドに座る千夏。

「あはは・・・私はバトン千夏からもらうだけだし。」

「そっかぁ。。。利歩にたくす!!」

マイペースな千夏の笑顔。
なごんだ。


「あちぃ・・・」

息を切らして男子がきた。

「海!?」

「海君ナイスファイト!」

「ああ。千夏。ありがと」

千夏と海はハイタッチをかわすと。

「利歩・・・」

海が手を出した。

「ナイスファイト!!」

笑顔で返した。

「おう!」

「はい。タオル。使わせてもらったよ。ごめん。」

「ああ。サンキュー。」

海がタオルを受け取った。

「え!?海君のタオルだったの!?」

驚く千夏。

「おう。預けてた。」

「そーなの!?」

驚く千夏に私と海は目を合わせクスッと笑った。

なんだか。
くすぐったい気持ちになった。
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