君との約束~陸上指切りげんまん~
「もういい。好きなことやれば良いじゃないの。」

睨んで去っていく唯。
まだいろいろと言い足りないが、それは、また会ったときに言おう。

「利歩。ごめんなさい・・・」

千夏が謝ってきた。

「ううん・・・大丈夫!悪いのは唯だよ。てかうちもごめん」

「スパイクの傷もね。唯にちょっと相談したとき、スパイクで傷付けろって。そうしないと、もう、助けないって言われて。」

そうだったのか。
悪いの唯じゃないか。

「そうなのか。大丈夫!傷はもう!」

「本当に?」
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