君との約束~陸上指切りげんまん~
「利歩ぉ!!」

「ぐぅふっ!!」

千夏がダッシュしてきた時の椅子が吹っ飛んできた。

「うああ!?ごめん!利歩!!だっ大丈夫!?」

「あはっ・・・いいのよ。あは」

なんかどうでもよくなってきた。
中学校生活。よく二年間。お疲れ。
と自分に言ってやりたいぐらいもう。気力無い。

「てか。私テスト!10位だった!!」

「ふぇ?」

お前。何を言ってるのだ。
と、親友に問いかけるすんぜん。
自分が戻った気がした。

「え。千夏?10位だったー・・・って。マジでいってんの!?」

「うん!結構前のテストだったから忘れてたけど。意外といい点数でさ!」

羨ましすぎる。

私なんか。
陸上以外でどや顔したこと無いのに。

「利歩は何位?」

普通聞くか!?
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