君との約束~陸上指切りげんまん~
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「明日緊張するねー。」

下校途中千夏はジャージのポケットに手を入れて呟いた。

「うん・・・私のやる気出ればいいんですけどね。」

苦笑いして、私は小石を蹴った。

コツンと音を立てて、電信柱へぶつかる。

「あっ。ねえ。」

千夏はポケットから油性のペンを出した。

「何?」

疑問に思った私は首をかしげて言った。

「♪」

千夏は笑うと公園のベンチにドカッと座った。
私もつられて座った。

すると千夏はペンで手に星を書いた。

星の中にはRと書かれてる。

「じやーん!」

千夏が笑う。

「え。Rって何?」

「 これはR=利歩のことだよ!」

「ふぇー・・・なんか嬉しいけど、どうして?」

千夏は次に私の手をつかんだ。
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