君との約束~陸上指切りげんまん~
気が付くと千夏の番になっていた。

「千夏・・・」

心で言ったはずの声が自然に出る。

「セットー・・・」

頑張って。

    パアアアン!

勢いよくスタートした。

千夏は1位だ。

そのまま。

そのままー・・・。

「っ・・・・!?」

あっという間の100m。


『1位13.20』


アナウンスの声。


「嘘っ!?」
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