君の隣で~☆星空☆続編~【完】
あたしが車に乗り込むと、守はすぐに車を走らせた。
重い雰囲気の中でも沈黙を破る事すら出来ないあたしは、頭の中がグチャグチャだった。
「………った」
「え……?」
信号待ちで止まった瞬間守の口から出た一言。
「悪かったな……」
その言葉と共に車が走り出した―――。
そのまま窓へと視線を反らしたあたしの頭の中には
愛の笑顔と、千夏の泣きじゃくる顔だけがただ浮かんでいた。
「もう一度やり直そう」
その言葉にすぐに頷く事が出来ないほど、
あたしの頭の中では守と一緒になった日々の中全てが駆け巡っていた。
「俺、分かんねぇーんだよ、家族ってどうゆう物か、家庭ってどうやって築いて行くのか……分かんねーんだよ、俺には親がいなかったからな……」
そう小さな声で横を向いて話す守の肩は小さく震えていた。
重い雰囲気の中でも沈黙を破る事すら出来ないあたしは、頭の中がグチャグチャだった。
「………った」
「え……?」
信号待ちで止まった瞬間守の口から出た一言。
「悪かったな……」
その言葉と共に車が走り出した―――。
そのまま窓へと視線を反らしたあたしの頭の中には
愛の笑顔と、千夏の泣きじゃくる顔だけがただ浮かんでいた。
「もう一度やり直そう」
その言葉にすぐに頷く事が出来ないほど、
あたしの頭の中では守と一緒になった日々の中全てが駆け巡っていた。
「俺、分かんねぇーんだよ、家族ってどうゆう物か、家庭ってどうやって築いて行くのか……分かんねーんだよ、俺には親がいなかったからな……」
そう小さな声で横を向いて話す守の肩は小さく震えていた。