君の隣で~☆星空☆続編~【完】
「荷物まとめて置いてくれ今日の夜迎えに行くから」
その言葉だけを残して、あたしを実家の近くで降ろし守の車は走り去った。
「もう一度か……」
車から下りたあたしはそう呟いた。
“俺には親がいなかったから……”
守が始めてあたしに見せた弱さに動揺するばかりだった。
その場に1人残されたあたしは桜の花びらが舞い落ちていくのを見つめていた
「綺麗……」
久しぶりだろう……。
何かに感動したのは――。
季節は春を迎えているのに、
いつも寒いあたしの心の中
冷めてしまったあたしの心に春が来る日はあるのだろうか……
季節は変わって行く中で、あたしの心だけはいつからか、止まったままだった。
「流奈!!帰って来たの?千夏抱っこして!もう、ずっと泣きっぱなしなのよ!!」
千夏を抱きあたしに話すお母さんは苛々が顔に出てた
「千夏、ごめんね」
「どうしてかしらね?こんだけ泣いているなんて何処か悪いのかしら?」
「………千夏」
「何をしても泣き止まないからずっと続くようなら病院に相談した方がいいかもね!!」
お母さんも苛々するはずだ
一気に3人も増えて、弟はまだ中学生……。
毎日、毎日苛々をぶつけガミガミ言うお母さんに何も言える立場じゃなく
唇を噛み締めるだけだった
「愛……」
そんなあたしの姿を見て愛はニッコリ笑った……。
愛の笑顔で救われてた
愛がいたから頑張れた……
「少しはねぇ、手伝いなさいよ!!お母さん大変なんだから」
毎日、夜泣きで睡眠が1時間位しか取れなかったあたしがウトウトし始めた頃、
お母さんの怒鳴り声で目が覚めた
その言葉だけを残して、あたしを実家の近くで降ろし守の車は走り去った。
「もう一度か……」
車から下りたあたしはそう呟いた。
“俺には親がいなかったから……”
守が始めてあたしに見せた弱さに動揺するばかりだった。
その場に1人残されたあたしは桜の花びらが舞い落ちていくのを見つめていた
「綺麗……」
久しぶりだろう……。
何かに感動したのは――。
季節は春を迎えているのに、
いつも寒いあたしの心の中
冷めてしまったあたしの心に春が来る日はあるのだろうか……
季節は変わって行く中で、あたしの心だけはいつからか、止まったままだった。
「流奈!!帰って来たの?千夏抱っこして!もう、ずっと泣きっぱなしなのよ!!」
千夏を抱きあたしに話すお母さんは苛々が顔に出てた
「千夏、ごめんね」
「どうしてかしらね?こんだけ泣いているなんて何処か悪いのかしら?」
「………千夏」
「何をしても泣き止まないからずっと続くようなら病院に相談した方がいいかもね!!」
お母さんも苛々するはずだ
一気に3人も増えて、弟はまだ中学生……。
毎日、毎日苛々をぶつけガミガミ言うお母さんに何も言える立場じゃなく
唇を噛み締めるだけだった
「愛……」
そんなあたしの姿を見て愛はニッコリ笑った……。
愛の笑顔で救われてた
愛がいたから頑張れた……
「少しはねぇ、手伝いなさいよ!!お母さん大変なんだから」
毎日、夜泣きで睡眠が1時間位しか取れなかったあたしがウトウトし始めた頃、
お母さんの怒鳴り声で目が覚めた