君の隣で~☆星空☆続編~【完】
涙
「冷たぁ~い!!」
「ちゅめたーい!!」
真っ白い雪の中ではしゃぎ回る2人。
まだ、誰も歩いてない雪の上に小さな足跡がついていく……
「ママ~!?なんで急に雪降ってきたんだろうね~!!」
「……」
“昨日はあんなに、綺麗な星空だったのに、今日は綺麗な雪……”
「なんでだろうね!!良かったね!!」
10年という年月……
長く感じたり、
時には時間が経つことに怯えた日もあった……
「10年………か……」
愛と千夏のはしゃぐ姿を見ながら、静かに降り積もる雪をただ見つめていた。
雨は嫌い……
空が寂しそうに感じるから。
心の中のバケツをひっくり返したように感じる
あたしの封印している心のようだから。
きっと、空の上から降り注ぐ涙のように感じるんだ。
だから、大嫌い!!!
なのに、同じ空から降り注ぐ雪は大好きなんだ……
白い雪のように、汚く汚れた心まで溶かしてくれたら………
そう思える。
「ママ~!!雪だま作ろうよ!!!」
「よぉーっし!!雪集めろぉ―!!!」
少しだけ、心が和むんだ……
「ちゅめたーい!!」
真っ白い雪の中ではしゃぎ回る2人。
まだ、誰も歩いてない雪の上に小さな足跡がついていく……
「ママ~!?なんで急に雪降ってきたんだろうね~!!」
「……」
“昨日はあんなに、綺麗な星空だったのに、今日は綺麗な雪……”
「なんでだろうね!!良かったね!!」
10年という年月……
長く感じたり、
時には時間が経つことに怯えた日もあった……
「10年………か……」
愛と千夏のはしゃぐ姿を見ながら、静かに降り積もる雪をただ見つめていた。
雨は嫌い……
空が寂しそうに感じるから。
心の中のバケツをひっくり返したように感じる
あたしの封印している心のようだから。
きっと、空の上から降り注ぐ涙のように感じるんだ。
だから、大嫌い!!!
なのに、同じ空から降り注ぐ雪は大好きなんだ……
白い雪のように、汚く汚れた心まで溶かしてくれたら………
そう思える。
「ママ~!!雪だま作ろうよ!!!」
「よぉーっし!!雪集めろぉ―!!!」
少しだけ、心が和むんだ……