君の隣で~☆星空☆続編~【完】
その日―――
あたしは、一足先に親に守との事を話した。
一瞬、お父さんとお母さんのとあたしの間に変な空気が流れ始めた。
誰1人口を開こうとはしない、
そんな時お母さんが話し始めた。
「人の子を育てるって事は大変な事なのよ、あんた達はね、恋だの愛だのって楽しいかもしれないけど、お母さんは愛の事を考えると心から認める事は出来ない」
そう話したお母さんの後にお父さんが口を開き始めた。
「愛の事だけが心配なんだよ、でもこの先父親が必要になる事もあるだろう……でも、お父さんは愛を悲しませるような事があるなら許す事はできない。2人の感情だけで一緒になるなら、反対だ」
あたしは、大人しく黙って聞いていた
“2人だけの感情で……”
“恋だの、愛だの………”
ただ、その言葉だけが、あたしの中に突っかかっていた。
愛し合ってる訳でもないのに、あたし達は……
一緒になろうとしている
何処かで踏み切れない自分が居た。