ヲタ恋 ~ヲタクに恋した少年の物語~
笑顔、そんなにだめだったかなぁ

うーーーーーーーーーん

はぁ。

1限目、科学か。
移動しなくちゃいけないのか。

と思って席をたとうとしたら

『ねぇねぇ、上谷さん。』

うわぁうわぁーーーーー

か、囲まれたよ・・・

『ねぇ、どこから来たの?』

『何でこの学校に来たの?』

『どうしてそんなに男みたいなの?』


あの、聖徳太子じゃないからね、あたし

「田舎から来たよ」

「知り合いがいたから」

「男みたいなのは、もともと」

と、とりあえず 答えたよね。

『ふぅん。そうなんだぁ~』

『ねぇ、知り合いって誰?』

あ、そこ聞く?

「たしか、2組にいるっていってたような・・・」

『ここ、3組だから隣だね。よし、レッツゴー!』

えぇーーーーーーー!
まってまってまってぇー






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