S系少女
…でも、明らかに梨世ちゃんは私より森ニャコに詳しい…。


これから沢山情報交換できますね…。



そして私の目標は───


夾ちゃんと梨世ちゃんの二人ともを、恥を忘れたオープンな森ニャコファンに進化させて堂々と語れる会を作ること…!!



…これから忙しくなりますね…。



…あれ?でも私、梨世ちゃんに森ニャコ好きだっていつ告白したっけ??


……まぁいっか。


次の日、1時間目は自己紹介でした。


私を入れた40人分の名前、出身校、好きなものなど聞きました。


暗記は好きなので、全員の名前はどうにか憶えられました。



それから3時間目が終わったとき、梨世ちゃんと夾ちゃんが一緒に廊下へ行くのが見えました。


…何の話だろう…?



しばらくしても戻ってこないので、気になって見に行きました。



その時ちょうど梨世ちゃんが


「甘い!!」と言っていたので、夾ちゃんが梨世ちゃんに何かあげたのかと思って飛び出しました。



「甘味料ですか??私にも下さい───♪」


夾ちゃんが何をあげたのか気になったのですが、



「はいっコレあげるから教室戻りな。」


くれたのは梨世ちゃんの方でした。



夾ちゃん…一つしか持ってなかったのかなぁ。



「わぁいスルメだぁ!ありがとです、梨世ちゃん」



でも、おつまみ系も好きなのでありがたく頂くことにしました。



そして教室の前まで来たとき、急に思いました。


もしかして…


「…何の話してるんですか?」



もしかして───



「秘密の話♪」


「そうっ、ひ…秘密の!」



───やっぱり。



…この二人…




絶対、森ニャコの話してるーっ!!


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