S系少女
『緊張しました!』
夾
入学式から1週間経た今日この頃
俺が早くも頭を痛めているのは────…
「よぉマセ佐央ー」
「あれ?法華は一緒じゃないんだ夾?」
「……えーと…(こいつら名前何だっけ?;;;)」
お互いまだ顔と名前が一致しないクラス内で俺と法華だけが、一番に皆に覚えられたこと
は、いいんだけど…
「あっ佐央法華だ!」
「旦那もう来てるよー」
法華の名字が真城→佐央に変わってるってこと。
入学初日のあの事件から皆の勘違いは、法華の告白→両想い→結婚 になっていた。
冗談が冗談に思えないのは何故だろう…。
「旦那…?旦那ならいつも一緒ですよ」
「キャーッ 法華ったら…」
「よかったねー佐央くん♪」
何がじゃ!!
微笑む法華の右手が、鞄についている森ニャコをしっかりと握っているのに気付いたのは俺だけらしい…。
確かあれは“高雄(♂)”って言ってたなぁ…。
「あーあれが佐央夫婦?」
「まだチビじゃん。」
…て他のクラス+先輩まで知ってるのは何故?!
「ちぇー法華ちゃん可愛いのにー」
「駄目だよっあの二人ラブラブだもん」
!この声は…
「ねぇ梨世ー佐央って…」
「あぁ、あれだよー」
数m先から俺に人差し指を向けた野染(左隣)と目があった。
「あ。」
“あ。”じゃねぇ!!
すぐにどこかへ逃げようとした野染を止めた
「何で他のクラスの奴も知ってるのかと思ったら…事の原因はお前かっ!てか先輩とかタメ語でいいのかよ」
「別に仲良しなんだからタメ口だろうが関係ないじゃんっ」
やっぱこの人には口では勝てないわ…;;;
俺が早くも頭を痛めているのは────…
「よぉマセ佐央ー」
「あれ?法華は一緒じゃないんだ夾?」
「……えーと…(こいつら名前何だっけ?;;;)」
お互いまだ顔と名前が一致しないクラス内で俺と法華だけが、一番に皆に覚えられたこと
は、いいんだけど…
「あっ佐央法華だ!」
「旦那もう来てるよー」
法華の名字が真城→佐央に変わってるってこと。
入学初日のあの事件から皆の勘違いは、法華の告白→両想い→結婚 になっていた。
冗談が冗談に思えないのは何故だろう…。
「旦那…?旦那ならいつも一緒ですよ」
「キャーッ 法華ったら…」
「よかったねー佐央くん♪」
何がじゃ!!
微笑む法華の右手が、鞄についている森ニャコをしっかりと握っているのに気付いたのは俺だけらしい…。
確かあれは“高雄(♂)”って言ってたなぁ…。
「あーあれが佐央夫婦?」
「まだチビじゃん。」
…て他のクラス+先輩まで知ってるのは何故?!
「ちぇー法華ちゃん可愛いのにー」
「駄目だよっあの二人ラブラブだもん」
!この声は…
「ねぇ梨世ー佐央って…」
「あぁ、あれだよー」
数m先から俺に人差し指を向けた野染(左隣)と目があった。
「あ。」
“あ。”じゃねぇ!!
すぐにどこかへ逃げようとした野染を止めた
「何で他のクラスの奴も知ってるのかと思ったら…事の原因はお前かっ!てか先輩とかタメ語でいいのかよ」
「別に仲良しなんだからタメ口だろうが関係ないじゃんっ」
やっぱこの人には口では勝てないわ…;;;