S系少女
「ねぇ、法華ちゃんて彼氏いんの?」
なっ…
なんて直球なんだ…っ
その男子は身を乗り出し、法華に問い掛けた
…べっ、別にすぐ前の席だから耳に入るだけだからな!
気になって聴いてるわけじゃないからなっ!!
俺は自分に言い訳して、耳を傾けることに思いきり神経を集中させた
「…彼氏ですか…?」
法華の声だ
俺はあえて前を向いているので、声で人を判断するしかない
「うん。誰かいんの?」
「え…誰か…って、誰でしょう?」
誰でしょう?…て何?!
「いや、だから…男はいんのかってこと」
「?いますよっだってあなたも男の子でしょ?あと…夾ちゃんもほら♪」
何その返し!!
てか何で今、俺?!
背中からその男子の痛い視線を感じたが、気付かないフリをした
「…法華ちゃんて面白いね」
明らか、男はバカにしたように鼻で笑った
「…とりあえず、もしいないなら俺とかどう?法華に一目惚れした!」
…っな────?!!
…て呼び捨てになってますけど?!
「でも…、今初めて知り合ったばかりだし…」
「これから沢山話せるじゃん♪まぁ今すぐ返事してなんて言わないからさぁ」
…チャラい男だなぁ…
───そして、保護者会を終えた親達が教室にゾロゾロと入ってきた
ドスッ
机の上に置かれた俺の鞄
「もー自分の鞄くらい自分で持っていってよね!」
ワザトらしく頬を膨らます母さん
そういえば鞄預けてたの忘れてた;;;
なっ…
なんて直球なんだ…っ
その男子は身を乗り出し、法華に問い掛けた
…べっ、別にすぐ前の席だから耳に入るだけだからな!
気になって聴いてるわけじゃないからなっ!!
俺は自分に言い訳して、耳を傾けることに思いきり神経を集中させた
「…彼氏ですか…?」
法華の声だ
俺はあえて前を向いているので、声で人を判断するしかない
「うん。誰かいんの?」
「え…誰か…って、誰でしょう?」
誰でしょう?…て何?!
「いや、だから…男はいんのかってこと」
「?いますよっだってあなたも男の子でしょ?あと…夾ちゃんもほら♪」
何その返し!!
てか何で今、俺?!
背中からその男子の痛い視線を感じたが、気付かないフリをした
「…法華ちゃんて面白いね」
明らか、男はバカにしたように鼻で笑った
「…とりあえず、もしいないなら俺とかどう?法華に一目惚れした!」
…っな────?!!
…て呼び捨てになってますけど?!
「でも…、今初めて知り合ったばかりだし…」
「これから沢山話せるじゃん♪まぁ今すぐ返事してなんて言わないからさぁ」
…チャラい男だなぁ…
───そして、保護者会を終えた親達が教室にゾロゾロと入ってきた
ドスッ
机の上に置かれた俺の鞄
「もー自分の鞄くらい自分で持っていってよね!」
ワザトらしく頬を膨らます母さん
そういえば鞄預けてたの忘れてた;;;