明日はアシタの風が吹く!〈第六話〉
と、ヒーローを呼ぶ勢いで高らかに叫んだが、傍らにミツゴロウさんの姿はない。
む、何処に行った?
キョロキョロと辺りを見回してみると、遠巻きながら案外簡単にミツゴロウさんの姿は見つかった。のだが、
「あ、ミツゴ────」
「ヨ~シヨシヨシ、いい子だなぁいい子だよぉ~シヨシヨシ」
そのミツゴロウさんはウザいくらい猛烈に可愛がっている。
……犬ではなく、人間の女の子を。
こちらの役目は無視してミツゴロウさんはセクハラ行為全速前進全開中なのであった。
「テメェ! ホントはただの変態やろ!? あァ!?」
キレるでしかし。
あ、性格変わってるよ俺。
でもミツゴロウさんに声は届かず。
「仕方ない。モヤシ男さん、俺たちだけでこの展開を乗り越え────」
がじがじ。
「ああっ、やめ、やめてぇ!」
「アホアホ♪」
がじがじ。
衝撃。モヤシ男さんは坂田に食われていた……!
先程のモヤシ団子に(なぜか)味をしめたのだろうか……!
「あーもう! どいつもこいつもー!」
む、何処に行った?
キョロキョロと辺りを見回してみると、遠巻きながら案外簡単にミツゴロウさんの姿は見つかった。のだが、
「あ、ミツゴ────」
「ヨ~シヨシヨシ、いい子だなぁいい子だよぉ~シヨシヨシ」
そのミツゴロウさんはウザいくらい猛烈に可愛がっている。
……犬ではなく、人間の女の子を。
こちらの役目は無視してミツゴロウさんはセクハラ行為全速前進全開中なのであった。
「テメェ! ホントはただの変態やろ!? あァ!?」
キレるでしかし。
あ、性格変わってるよ俺。
でもミツゴロウさんに声は届かず。
「仕方ない。モヤシ男さん、俺たちだけでこの展開を乗り越え────」
がじがじ。
「ああっ、やめ、やめてぇ!」
「アホアホ♪」
がじがじ。
衝撃。モヤシ男さんは坂田に食われていた……!
先程のモヤシ団子に(なぜか)味をしめたのだろうか……!
「あーもう! どいつもこいつもー!」