明日はアシタの風が吹く!〈第六話〉
特捜調査員モヒカンが逝く、じゃなくて行く!
彼がファスナーを開けたその先に見つけたものとは……!?
「アホホ?」
「────は?」
それはアホ犬だった。終。
「ええっ、なにソレ。アホ犬の中にアホ犬?」
そう、坂田を開けても中身はまた坂田だった。
なんだ。緊張して損した。
開けると中身は■■■(自重)だった!とか超期待したのに。
「アホホ、アホホ」
中身の坂田は元気に飛び出し、空になった元の坂田と一緒に戯れ始める。
……あ、鳴き方が「アホホ」になってる。「ホ」が一つ増えたよ。しかも中に入ってた分だけ一回り小さいし。
「アホアホ~♪」
すると元祖坂田はチャックの口をカパカパさせながら元気に走り回るのだった。……中身空洞なのに。どんな生態だ。
「でも……こう見ると犬ってのも結構カワイイんだなぁ……」
と、俺は今この時『愛』というものに目覚めるのであった。
第七話に続く。
彼がファスナーを開けたその先に見つけたものとは……!?
「アホホ?」
「────は?」
それはアホ犬だった。終。
「ええっ、なにソレ。アホ犬の中にアホ犬?」
そう、坂田を開けても中身はまた坂田だった。
なんだ。緊張して損した。
開けると中身は■■■(自重)だった!とか超期待したのに。
「アホホ、アホホ」
中身の坂田は元気に飛び出し、空になった元の坂田と一緒に戯れ始める。
……あ、鳴き方が「アホホ」になってる。「ホ」が一つ増えたよ。しかも中に入ってた分だけ一回り小さいし。
「アホアホ~♪」
すると元祖坂田はチャックの口をカパカパさせながら元気に走り回るのだった。……中身空洞なのに。どんな生態だ。
「でも……こう見ると犬ってのも結構カワイイんだなぁ……」
と、俺は今この時『愛』というものに目覚めるのであった。
第七話に続く。