プレゼント∮その後∮
案の定。俺は避けられるようになった。
時間は無意味に過ぎて行く。
ただ、ただ同じ所を彷徨って。
俺は、と言うと…
…-――――
「那久太。どれが良いかな?」
婚約指輪を探していた。
「お客様。こちらの商品は、女性のお客様から人気があります。」
店員は、DAYSと言う指輪を勧める。
「あ。じゃあ、これで。」
「高ぇ…」
那久太は目をまるくして見ていた。
そして、次は結婚式。ウエディングドレス。
さっと決めて、しずの所に。