♪・*:.。隣のキミ達 。.:*・♪



私の下に怒った顔の律が倒れていた。


「ちょっと、なんでわたしの下にいんのよ!?
やだぁっ、早くどっかに行ってよ!!
変態っ!!」


「ぁあっ?ふざけんなよ。
望がこけてくるから、オレが下敷きにされたんだよ。
重い望に、一緒に押し倒されてな。
それなのに変態だとか?いわれてサイテーだな。」


「……いって…」


「なんだよ?はっきり言わないと聞こえねぇよ。」


「重いってなによっ!!失礼なっ
これでも頑張ってんだからねっ。
律のバカァ…」


「はぁあ??えっ、ちょっと、これはだなぁ…」


「ああぁ~、律、やっちゃったね。
望ちゃんは今回はどうやったら許してくれるかな?」


「おい、優。
面白がってないでどうにかしろよ。」


「んー、だってさ、望が泣いてるわけじゃないし。
オレに被害はないはずだし。
困るのは律でしょ?」


わたしは泣いているわけじゃない。

ただ、怒っただけ。

こうゆうのはチョクチョクあること。

わたしは、気が済むまで律を徹底的にムシするだけ。

もうそろそろいいかな~って思ったらまた元に戻る。

だから、優も心配しない。

ちっちゃなことだけど、ちょっとは傷ついたのっ!!

わたしは結構根に持つしつこい女なんですぅ!


< 8 / 12 >

この作品をシェア

pagetop