二度目の片思い
──まさか。

思い浮かんだ一抹の可能性に、サーっと血の気が引いていく。

私は改めて、現在自分が置かれている状況を確認した。

今私が横になっているのは、普段自分が使っているものより明らかにサイズが大きいベッド。

そしてベッド下を見ると、散乱した自分のワンピースや下着類。

ふと自分のからだに視線を落とすと、ショーツはかろうじて身につけていたものの、ブラジャーはつけておらず……その代わり胸や鎖骨のあたりには、無数の赤い痕。

そしてさっきから、気にしないようにしていたけど──後ろから自分の腰を抱くようにまわされている、逞しい両腕。


……ええっと、思い出せ私。

昨日は、高校三年時のクラスの同窓会で。

そして私は、一次会の居酒屋の後、二次会の会場に……行った、ような……?
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