ソルトシュガーな恋
。朝。いつものように学校に行く。





いつもより、重い足取りで・・・。




昨日から、「あの人」の顔が、頭から離れない。




思い出すたびに、胸が痛む。





もしも、キミの隣に、私がいたら私でも・・・私だって変わることができますか。







「玲奈~」





後ろから明るい声が聞こえてきた。




沙耶だ。



「おはよっ。玲奈。」





「お、おはよう」





「どしたの?元気ないじゃん。」





「そ、そんなことないよ。それより、どうしたの?そんなノリノリで」





「へへっ。わかっちゃった?じつわさ、昨日玲奈と別れたあと、祐希としゃべっちゃってさ~。」





・・・祐希・・・って呼ぶんだ・・・。





「よ、かったね。」





「もう、告っちゃおうかな~」





「頑張れ。沙耶。」




なにいってんだろ。私。



「ありがと。がんばってみる。」


















< 7 / 12 >

この作品をシェア

pagetop