愛友
『なんか、いま聞かれた?』
もしかしたらその場にいたのかもしれない、とすぐにあたまの中によぎった。
『どうゆう系?』
ちょっと時間稼ぎしておこう。
『恋愛系!』
っあ、もうかえってきた。
既読つけたからには返信するしかない。
『聞かれたけど…どうしたの?』
『なんて聞かれた?』
『そこは教えれないよー(笑)』
と返すと、お願いのスタンプ送信がきた。
ここは、教えちゃいけないとおもいながらも人のお願いに耐えきれない自分。
『教えれない(笑)』
『やー、(笑)』
『柊、好きな人いんの?』
ちょっとこの後に間が空いてしまった。