Love is like a storm.
ガチャガチャ
バタンッ!!!!
「し、お、りー
いますか!?!?」
扉を開ける大きな音と共に現れたのは
平川 優太。
最近生徒会に入って来た二年生。
サッカー部、結構モテるらしい。
そして、女好き。
生徒会に入ってきた理由も
女目当てという不純な後輩。
「中村なら居ない。
あと、遅い。」
「会長、ごめんなさいっ!
部活行ってて!」
「あれ優太くん、
今日ミーティング無いよね?」
サッカー部のマネージャーのすずは
平川と結構仲が良い。
すずは書類を整理しながら平川の方を
見て首をかしげる。
「あー、俺聞いてなくて
行っちゃったんすよ!
というか何してるんすか?」
「書類の整理だよー
優太くんも手伝ってちょ!」
「了解っす!
今日もスズ先輩が可愛いんで
張り切るっすよ!」
「優太くんのお調子者〜!」
「…あ、」
2人の会話を聞いていたら
平川と目が合う。
私を何か言いたげな目で見てきた。
そして、それに反発するように
ぎろりと睨みつけた。
「…な、何よ…!」
「いーや、何でも無いっすよ?」
「絶対何かあるでしょ…!」
「無いっすよー。
相変わらず怖い顔してる、とか
言わないっすよー。」
「…っ!ひ、平川ーっ!!!」
「うわーっ!
佐藤先輩が怒ったー!
逃げろー!」
こいつは本当に生意気だ
しかも私にだけ…!
最近目の前から消えて欲しい人
ランキング
断トツ1位だ。