初恋の続きをもう一度【完】
「涼晴、近いって。
それにわ、わけわかんないよ」
離れようとする私。
人がいっぱい通るし、恥ずかしいんですけどっ!
「全然近くねぇし。それに他の男に分からせなきゃだめだろ?
前から思ってたけど、ありさって結構鈍いよな。
俺結構アピールしてたのに、気づいてねぇみたいだったし」
「あたしそんな鈍くないもんっ!!」
そっぽを向く私。
「いや、十分鈍いだろ。
じゃぁ計算だったんだ?」
「違うもん!!計算できるほど容量良くないし。」
「計算じゃなかったらもっとタチ悪いよな。」
なーにーがー!
そんなことを話してると私の家の前まできてしまった。
「ここ、あたしの家。
今日はありがと」
「じゃ、また。」
涼晴に手を振って家の中に入る。
なんか今日はすんごい1日だったな。
まさか涼晴に告られるなんて思っても見なかったし。
でも嬉しかったぁー。