初恋の続きをもう一度【完】
「ではではお二人はステージにあがってください」
半ば強制的にステージに上がった。
「ファイナルプレジャーの司会選ばれた感想をどうぞ」
え”感想って言われても困るんですけどー!!
「じゃ、まず一ノ宮さんからどうぞ!」
教頭先生はそう言って私にマイクを渡す。
「えと・・・。2年3組の一ノ宮ありさです。
いきなり選ばれてビックリしてるんですけど、
皆さんに心から楽しんでいただけるよう努力しますので,
よろしくお願いします。」
ハイ、ありきたりですね。
「じゃ次中村くん」
私が涼晴にマイクを渡す。
「3年3組の中村涼晴です。
一ノ宮さんのサポートをしつつ、
みんなが楽しめるような司会進行をしていきたいです。
よろしくお願いします。」
わぉ!!涼晴ってばすんばらしー挨拶。
「では司会の2人に大きな拍手をー!!」
パチパチパチー。
体育館中に拍手が響く。
「じゃ、このあと2人は残ってくださいねー。
これで朝会を終わりにしまーす」
教頭が言い私たちはステージから降りた。