初恋の続きをもう一度【完】
うん、絶対私はあゆみちゃんに嫉妬するだろう・・・。
最初は小さな穴だったのに、
気づけば私と涼晴の関係はしだいに大きな穴が広がっていったんだ。
あゆみちゃんと涼晴が付き合っていてちょーラブラブって聞いたとき、
床がグラッと揺れて立ってはいられなくなった。
でもあゆみちゃんと涼晴はみんなが羨むほどラブラブだった。
Wデートして映画を見たり、毎日メールで話したり、
時には電話もしてるって聞いたときは
お似合いなのかもってちょっとだけ思ったりもした。
きっとあゆみちゃんが羨ましかったんだ。
あたしが気を使ってできなかったことを、
あゆみちゃんは平気でしていたから。