初恋の続きをもう一度【完】


それから数分後、私たちは自由曲を歌い終わった。



次は3年生の合唱。



その前に10分ほど休憩。


体育館、脇の水道にあずにゃんと水を飲みに来た。



水を飲んで、体育館へ戻ろうとしたとき、涼晴がやってきた。



「ピアノ上手だったな」


涼晴がいきなり話しかけてきたからびっくりした。



ど、どしよ。敬語?それともタメ口?



「あ、ありがと・・・・ございます?」



「なんで疑問形なんだよ。

ありさのピアノ聴けてよかったし」



おぉ!涼晴ここで呼び捨てしていいのかい!?



「りょーせいー。早く戻ろーぜ」


涼晴の友達が遠くから呼んでいる。


「あ、やべ。

んじゃまた司会の時にな、ありさ」


「あ、うん。またね」


涼晴は戻って行った。
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