初恋の続きをもう一度【完】
「あーりーさ。
どういうことか説明してもらおーか」
隣にいたあずにゃんがニヤニヤしながら聞いてくる。
「え”どゆことって言われても、ねぇー」
てか、あずにゃんに言ってなかったけ!?
「ありさのピアノ聴けてよかったよ。
って笑える」
涼晴のマネをして言うあずにゃん。
苦笑する私。
「やっぱり2人は付き合ってたんだー。
2人とも分かりやすかったしねー。
いつかはそうなると思ってたけど、
いやいや、まさかこんなに早くなるなんてねー」
「2人ともって、涼晴も分かりやすかったの!?」
「分かりやすいっしょ、かなり。
ありさは気づかなかったの?」
「全然」
自信満々でいう私。
「あ、ダメだこりゃ。
これじゃぁ涼晴先輩大変ねー」
呆れ顔をするあずにゃん。