初恋の続きをもう一度【完】


「あーりーさ。


どういうことか説明してもらおーか」


隣にいたあずにゃんがニヤニヤしながら聞いてくる。


「え”どゆことって言われても、ねぇー」


てか、あずにゃんに言ってなかったけ!?



「ありさのピアノ聴けてよかったよ。


って笑える」


涼晴のマネをして言うあずにゃん。


苦笑する私。



「やっぱり2人は付き合ってたんだー。


2人とも分かりやすかったしねー。


いつかはそうなると思ってたけど、


いやいや、まさかこんなに早くなるなんてねー」



「2人ともって、涼晴も分かりやすかったの!?」


「分かりやすいっしょ、かなり。


ありさは気づかなかったの?」


「全然」

自信満々でいう私。


「あ、ダメだこりゃ。

これじゃぁ涼晴先輩大変ねー」


呆れ顔をするあずにゃん。
< 130 / 269 >

この作品をシェア

pagetop