初恋の続きをもう一度【完】
『あ、えと涼晴先輩。
起きてくださーい!一応カメラ回ってますから。
いつもの爽やかな感じでー・・・』
苦笑いを浮かべ、涼晴の方をみた。
『は?カメラ・・・?
どっきり?カメラ?ありさ?
・・・。
あぁっ!
いつから撮ってた?』
少しの間があったあと状況を把握したみたい。
『え?もちろん、最初から。
寝起き悪いって聞いてたんで、
ちょっと不安になってたんですけど。
どっきり大成功ですね☆』
『寝起き悪い、俺が?』
「ハイ、かなり。
いつもの爽やかな涼晴先輩はどこへ行ったのかってぐらいに!』
『マジかよぉー!』
『あ、自覚ないみたいですね。
じゃぁ2人でせーの』
『『ドッキリー大成功!』』
ピースをしながら2人で合わせて言った。
『はい以上、涼晴先輩の寝起きドッキリでした!
またねー』
私はカメラに向かって手を振った。