初恋の続きをもう一度【完】



『あ、えと涼晴先輩。


起きてくださーい!一応カメラ回ってますから。


いつもの爽やかな感じでー・・・』


苦笑いを浮かべ、涼晴の方をみた。



『は?カメラ・・・?


どっきり?カメラ?ありさ?


・・・。

あぁっ!

いつから撮ってた?』


少しの間があったあと状況を把握したみたい。




『え?もちろん、最初から。


寝起き悪いって聞いてたんで、


ちょっと不安になってたんですけど。


どっきり大成功ですね☆』



『寝起き悪い、俺が?』


「ハイ、かなり。


いつもの爽やかな涼晴先輩はどこへ行ったのかってぐらいに!』



『マジかよぉー!』


『あ、自覚ないみたいですね。


じゃぁ2人でせーの』


『『ドッキリー大成功!』』



ピースをしながら2人で合わせて言った。



『はい以上、涼晴先輩の寝起きドッキリでした!

またねー』


私はカメラに向かって手を振った。
< 151 / 269 >

この作品をシェア

pagetop