初恋の続きをもう一度【完】
うん。
確かに私は副部長代理さんに言ったけれども・・・。
でも、でも今ここで言ったらまずいでしょ!?
お願いだからその話題を出さないでくれたまえ~~~~。
神様、仏様、副部長代理人様ぁ!!
そんな内心の願いは叶うこともせず、
優香ちゃんが興味深々に私の方を向いてくる。
ぎゃーーーどうする私!!
「いやぁ。た、確かに知ってるけど。
それ以下でもそれ以上でもないし。
ただの友達ですけど何か?」
冷静に私は優香ちゃんに言った。
「あれぇー!?
さっき先輩知らないって言いましたよねー!!
先輩嘘はいけないですよー。
だって先輩焦ってるし、お顔が真っ赤ですよ?」
うっ!!この子なにげに鋭い!!
て、てゆーかあたしがわかりやすいのか・・・。
「あーもう。そうだよ、好きだよ。
ぜーったいに誰にも秘密ね?」
私は諦めて優香ちゃんに言った。