初恋の続きをもう一度【完】
「え?あたしですか!?」
不思議そうに尋ねると涼晴が、
「だって悪運上昇ってなんだよ!?
悪運上昇してどうするんだよ!」
と言った。
「え?お化けを撃退する言葉って悪運上昇じゃないの?」
「それを言うなら悪霊退散だろ?」
「え?あっ!!」
確かにー、悪霊退散だったわ!パニックになってて分かんなかった。
「しかも壁にキレるってどういうこと?」
「なんで進みたいのに、進めないんだろうってずっと思ってて。
もしかしたら新しいお化け屋敷の脅かす方法なのかなーって」
「そんな方法あるか!!」
「でーすーよーねー」
「今年のドッキリ大賞を決めたいと思います。
ドッキリ大賞に選ばれたのは・・・一ノ宮 ありささんです。
おめでとーございます!」
涼晴が笑いながら、発表をした。
「え?嬉しくないんですけどー!!」
パチパチパチー。
「じゃここで15分間の休憩をとります!」
そして訳の分からぬまま休憩になってしまった。