初恋の続きをもう一度【完】
「ちょっとよく分からないな・・・」
苦笑する私。
なんなのこの子!?
一応あたしの方が学年上なはずなのに、なんでそんなこと言えるわけ!?
失礼なんですけどー!!
「だから、ありさ先輩みたいに、
背が低くて、バカみたいに能天気で、顔もたいして可愛くないのに、
なんであなたみたいな人が涼晴先輩と付き合ってるのかが、
理解できないって言ってるんです!!」
さすがにこの言葉に、私の堪忍袋の緒が切れた。
「あなたね、さっきから何なの!?
しかも年上に向かってバカにした口調は何!?
そんなんじゃ、社会に出たとき大変よ。
上司に使えない人材だと思われるんじゃない?」
おっとー私ってばつい本音を言ってしまった・・・。
中学1年生にこんなことを説教するなんて、25歳ってことを忘れてた!
あぁ私ってば大人気ない。