初恋の続きをもう一度【完】
嫌がらせ
あゆみちゃんが宣戦布告してきて数日が経ったある日の朝。
私とあずにゃんはいつも通り登校してきた。
そして靴を脱ぎ、上履きに履き替えようとしたら、
私の下駄箱の中にはゴミがたくさん入れられていた。
汚い雑巾や、紙くず、校庭の砂や石が入っている。
こんなことするのって誰だろう・・・。
人をあまり疑いたくないけど、あゆみちゃんが1番しそう。
「ありさ、大丈夫?」
心配そうに尋ねるあずにゃん。
正直、大丈夫ではないけど、あたし一人への当て付けだから、まだ大丈夫。
これが涼晴とかに知られて、迷惑かけたくないし。
涼晴にとって今後は進路実現のための目標があるから、
相談なんかしたら、悪いし。