初恋の続きをもう一度【完】
「“涼晴先輩にはふさわしくない、別れて。”
ってこれは何だ?」
俺は紙を見て小川に問い詰める。
「あの、それは・・・。
あっ!あたしが学校に来たとき、
なんか物音がしてなんだろうなぁーって思って来てみたら、
ありさ先輩の下駄箱がひどいことになってたんです。
ひどいですよねぇ~こんなことするなんて」
いかにも焦ってる感じで言い訳をしてくる小川。
お前がやったくせに。
「そんなのどうでもいい。
ホントはお前がやったんだろ?」
「・・・・・・」
小川は黙ってしまった。