初恋の続きをもう一度【完】
そして放課後になり、涼晴は部活引退してるはずなのに、
あゆみちゃんが部活終わるまで待っていて、一緒に帰るところだった。
駐輪場で帰る準備をしていて、ちょうどその時2人も駐輪場にやってきた。
「さっさと用意しちゃお!」
私はソッコーで準備を終わらせ、二人の方向なんか見向きもせず、
駐輪場をあとにした。
家まで帰る途中、あずにゃんが訊ねてきた。
「ありさは寄り戻したいんでしょ?」
「うん」
「あんなにラブラブだったのに、いきなり別れるって、
絶対裏になんかあると思うよ?」
「そうなの?」
「うん、多分。
あっ!あたし右曲がるから!
じゃぁーね」
「バイバーイ」
私たちは自分の家に戻った。