初恋の続きをもう一度【完】

司からの告白

二人のことを考えると、泣きそうになる。


「ありさ・・・。


アイツと別れたのか？」



「う、うん。


色々あって、あゆみちゃんが今の涼晴先輩の彼女・・・。」



涙がこぼれる。



私は泣いてるところを隠そうと下を向く。



「ありさ、俺ならそんな風に泣かせたりしないから。

だから、俺を見て？


俺、ありさのことずっと好きだったんだ。」


司は切なそうに言った。


「ごめん、司・・・。


あたし、たとえ彼女がいても涼晴のこと忘れるなんてできない。」


あぁ涼晴って呼ばないって決めたのに。


彼女がいても忘れられないっていうのは、私のホントの気持ち。