初恋の続きをもう一度【完】
もうこれ以上無理
私はさっきの状況を見たあと、無我夢中で走り、自分のクラスへ戻った。
「ありさどうだった?
・・・・ありさ?」
あずにゃんのところへ行くと、自然と涙がこぼれた。
「・・・もう無理。
全然面白いものじゃなかった。」
さっきのことを全部あずにゃんに話した。
「なにそれ!
ありさ、涼晴先輩の電話番号教えて!
もうこれ以上、ありさが可哀想で見てらんないよ!」
「え?どうするつもり・・・?」
「いいから!
涼晴先輩に喝入れてやる!
こんなにありさが泣いてるのに、涼晴先輩ってばバカなんだもん!」
え・・・・?涼晴先輩がバカってどういうこと!?
「う、うん分かった」
あずにゃんに圧倒されて、涼晴先輩の電話番号を教えた。