初恋の続きをもう一度【完】
『傷ついてることぐらい分かってる。でもこの方法が1番いい方法だから。
トイレに行く理由?そんなのわかるわけないだろ!』
『泣いてるからに決まってるでしょ!
ありさは二人が仲良さそうなのを見ると、トイレに言って、
1人で泣いてるんですよ!
そんなありさをあたしはもう見てられない。
あまりにもかわいそ過ぎますよ。』
あたしは涼晴先輩に強く言った。
『ありさが・・・・泣いてる・・・?』
一瞬涼晴先輩が固まったのが分かった。
『そうですよ!
しかも涼晴先輩と付き合ってたころのありさと、
今とでは変わってしまった。
涼晴先輩と付き合ってたころのありさは、
毎日涼晴先輩とのノロケ話を聞かせるんです。
ホント嫌ってぐらいに。
でも別れてから、涼晴先輩の話をあまりしなくなりました。』
『そうか・・・』