初恋の続きをもう一度【完】
衝撃!!
部活中。
「あっ!!私忘れ物しちゃったからいい子にしててね皆さん」
みんなにそう言って教室に忘れ物を取りに行った。
教室について忘れ物を取って部室に戻ろうとしたとき、
誰かが廊下で話しているのが聞こえた。
「あゆみ、どうなの?うまくいきそうなの?」
私は咄嗟に教室の教卓の下に隠れた。
今あゆみって言った?
「もちろんよ、すべて上手くいくわ。」
聞こえてきたのはあゆみちゃんと、
その取り巻きの1人の声。
「でも、1人敵がいるんでしょ?」
「あんなヤツライバルでもなんでもないわ。
ただの女狐よ。
まぁあの女狐は先輩のこ本気で好きみたいだけど」
「まぁあゆみの手にかかれば、なんでもないわよね」
・・・。
女狐ってきっと私のことね。
「あんな女狐を好きになる先輩もどうかしてるわ。
きっと低脳な男なのねぇ」
はぁ!?今涼晴先輩のこと『低脳』って言ったぁ!?
もうマジ我慢できない!!
「ちょっと小川 あゆみちゃん!!!」
私は気がつけば、小川あゆみちゃんに声をかけていた。