初恋の続きをもう一度【完】
春川が電話を切ったあと、俺は考えた。
ありさが傷つかず、泣かない方法があったのか?
“ありさのこと好きならあゆみちゃんと別れてください。”
この言葉を思い出してハッとした。
俺がバカだったんだ!
好きな女を守らずに、他の女のところへ行って。
俺は逃げてただけ。
この方法が1番と思い込み、ありさの気持ちをよく考えずに、
・・・俺バカみてぇ。
ていうかバカか。
春川はこのことを気づかせるために、俺はにわざわざ電話したんだ。
もうありさを傷つけたり、泣かせたりしない。
あんな性悪女と別れてやる。
ありさのためだと思って色々我慢してきたけど、もうその必要ないから。