初恋の続きをもう一度【完】
私は準備をしたあと再び、家の外に出た。
「ごめん、お待たせ」
「ん、大丈夫。
じゃ行こっか。」
行くってどこに!?
ま、ついていけばわかるか!
しばらくして、涼晴は立ち止まった。
ここは人気の名所の噴水。
ここはちょっとした話があるんだ!
ここに何かの記念日に来ると、2人は離れてもまた出逢うっていう話。
ま、今の私たちにはあんま関係ないけど。
「ありさに渡したいものがあったんだ。」
「なに!?」
「これ。
ありさ誕生日おめでとう」
涼晴は青い小さな紙袋を手渡した。
「これ、なに・・・?」
「開けてごらん。」
中を開けると、過去に戻る前に涼晴からもらった香水が入っていた。
なんか縁があるのかな、この香水・・・。