初恋の続きをもう一度【完】


「ありがとう、涼晴!

大切にするね!」


「来年も、再来年も、こうして2人でありさの誕生日を過ごせるといいな」


来年も再来年も・・・?


涼晴の言葉に引っかかった。


過ごしたいけど、そんなの無理だよ・・・。


私はもうすぐ未来に戻らなきゃいけないから・・・。


それに、今は付き合ってるけど、過去に戻る前はとっくに私たちは別れてたんだもん。


もしかしたら、私が今涼晴と付き合ってるのはいけないことかもしれない。


このまま未来へ帰ったら、


今まで過ごしてきた時間が変わってしまうかもしれないんだ。


それはとっても大きなこと。


私が勝手に過去をやり直すことで、涼晴の未来が変わる・・・?


そんなこと絶対にあってはならないことだから・・・。


じゃぁ私はこれからどうすればいいの・・・?
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