初恋の続きをもう一度【完】
決心
涼晴から香水をもらったあと、私達は近くにあるミスドで休むことにした。
「ねぇ涼晴。
高校合格できそう?」
「ん、ちょっと厳しいな・・・」
歯切れの悪い返事が返ってきた。
過去をやり直す前は涼晴は公立の高校に行って、きっと楽しい日々を送ったんだと思う。
やり直す前の今の時期は涼晴は誰とも付き合ってなかったから、
きっと頑張って勉強したんだと思う。
でも今、私と付き合ってる。
休日はだいたいデートしてる。
もしかして、私と付き合ってるから、勉強時間がないのかもしれない・・・。
涼晴はなんの仕事に就いたのかのかは知らないけど、
もしも公立高校に落ちてしまったら、
未来が変わってしまうんだ・・・。
涼晴だけじゃない、あずにゃんや、あゆみだってそうだ。
私が勝手に人の未来を変えちゃいけない―。