初恋の続きをもう一度【完】
「・・・・ありさ?」
「涼晴の将来の夢って何?」
「俺の将来の夢は、具体的には決まってないけど、人の役に立ちたい。」
まっすぐ私を見て言った。
「そっか・・・。
涼晴、合格発表まで私達逢うのはやめましょ。」
「なんでだよ、なんでそんなこと言うんだよ!」
「涼晴には公立高校受かって欲しい。
あたしといたらダメなんだよ!
だから・・・・だからお願い・・・」
「・・・・分かった。」
涼晴は少しの間考えて言った。
「ありがとう・・・」
「合格したら、春休みいろんなとこ行こうな?」
「うん・・・」
私は頷いた。