初恋の続きをもう一度【完】
卒業
2月から3月になり、今日は卒業式。
過去をやり直す前と同じく感動的なものになった。
見送りの時、涼晴がやってきた。
「ありさ、これ受け取って欲しいんだ。」
それはやり直す前、涼晴があゆみちゃんにあげた第2ボタンだった。
これ私が貰っていいのかな・・・?
ホントはあみちゃんのものなのに、私が横取りしていいのかな・・・?
「・・・・ありさ?」
「嬉しいけど、これは受け取れない・・・。
私が受け取るべきじゃない・・・・。」
「なんでだよ・・・。」
涼晴は切なく、ワントーン落として言った。